はじめに： 【日本の建設業界で働く女性は増加中】

日本の建設業界で働く女性は、他の産業と比べて比率は低いものの、2023年には18.2％（88万人）と過去最高値を記録しました。
また、職種としては事務職が大半を占めますが、オペレーターなど現場で働く技能職も増加傾向にあります。
高齢化など人手不足が深刻な建設業界では、いかに「女性も働きやすい環境」を作ることができるかが課題となっています。

出典：一般社団法人 日本建設業連合会 「建設業デジタルハンドブック 建設業の現状 4. 建設労働」

世界の建設業界でも、男性に比べて女性オペレーターの数は多くないものの、自ら志願してBrokkオペレーターとなったガブリエラさん。
彼女はなぜBrokkのオペレーターとなったのか？操作性についてどのように感じているのか？女性オペレーターとしての経験・声をご紹介致します。

[機械電気技術者として10年のキャリアがあるガブリエラさん]

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの活気あふれる街で、安全・環境制御の大学院学位を持つ45歳の機械電気技術者ガブリエラ・フェルナンダ・マッティアさんは、解体産業にウェーブを起こしています。 ガブリエラさんは解体業界で有名ですが、特徴的で鮮やかなピンクのヘルメットをしているから...という理由だけではありません。過去10年間、彼女は所属する企業グルッポ・ミトレに欠かせない存在であり、直近4年間はクローラー掘削機オペレーターとして、またそのうち3年間はエキスパートレベルのBrokkオペレーターとして活躍してきました。

はじまり　【HOW IT ALL STARTED】

ガブリエラさんのBrokkとの道のりは、実践的アプローチから始まりました。「私はBrokk70での作業を一人でやらせてもらえないかと上司に頼みました。学ぶ意欲もありましたし、質問をしたり、現場の常識を身に付けたりして、すぐにより大きなBrokk110のオペレーションもできるようになりました」とガブリエラさんは振り返ります。彼女は2023年1月にはベテランのBrokkサービスエンジニアであるヨアキム・ヨハンソン氏の指導のもと、Brokk社の国際認証を取得しました。

スピード、汎用性、パワー　【SPEED, VERSATILITY AND POWER】

ガブリエラさんが特に楽しんでいるのは、Brokkの操作。スピード、汎用性、パワーが完全に融合している点を高く評価しています。「Brokkを操作するのはいつも楽しいですよ。とてもシンプルですし」と彼女は話します。 限られたスペースでも使用でき、遠隔操作で効率性と安全性を高めることができるなど、Brokkのユニークな特徴も際立っており、ガブリエラさん曰く「仕事の可能性は無限大です」 また柔軟に使えるという点で、彼女の仕事の大幅な効率化に繋がっています。「生産的な午前中の内に、何mものコンクリートを解体できます」とガブリエラさん。「360度の作業半径は他の機械に無い利点ですし、Brokkのブレーカーのパワーはずば抜けていると思います」

精度と品質の融合　【PRECISION MEETS QUALITY】

Brokkの精度とコントロールも、日々の仕事の質に大きな役割を果たしています。「精度とコントロールが非常に優れていて、とても繊細で複雑な作業を行うことができるんです」とガブリエラさんは言います。 従来の機械と比較して、彼女はBrokkの良さは自由度の高さであると強調します。「Brokkがあれば、どこにおいても、必要とされるパワーで施工できます」

不可能なことはない　【NOTHING IS IMPOSSIBLE】

ガブリエラさんにとって、Brokkのオペレーションは単なる仕事ではなく、力を与えてくれるものです。「私にとっては、Brokkの電源を入れると、何でもできる、全て成し遂げられると感じるんです。限界はありません」

[解体作業中のガブリエラさん]

【女性Brokkオペレーター　ガブリエラさんからのメッセージ】

Brokkオペレーターとしてのキャリアを考えている人たちにとって、ガブリエラさんのメッセージは力強いものです。
「世界中の女性の皆さん、不可能なことなどありません。努力と一生懸命さがあれば何だってできます。チャンスは存在しているので、それをつかむことが重要です。アルゼンチン初の女性解体オペレーターとして、もっとこの輪が広がっていくと信じています。そして最後に、Brokkの操作をしてみたいと考えている方達へ！ぜひ挑戦して下さい。この職業は素晴らしく、私にとっては解体作業、特にBrokkを使う作業は非常に魅力を感じています」