スタモ
インペラ式タンク撹拌機

インペラ式撹拌機の特長

• 優れた撹拌性能

  特殊形状の撹拌羽を上下2段に2枚ずつ（計4枚）採用することで、タンク内全体に理想的な循環流を起こし、デッドゾーンのない均一な撹拌を実現します。

• 低速回転・低動力

  1分間に12~20回転の低速回転につき動荷重が小さく低振動。磨耗や消耗も少なく、低動力のため省エネルギー性に優れています。

• シンプル構造でメンテナンスも簡単

  引き抜き可能な開口形状を採用することで、タンク内の対象物を除去することなく、上部からクレーンで撹拌機本体を吊り上げての取付け・取外しが可能なため、メンテナンスが簡単。ランニングコストの低減を図れます。

• 高粘度な対象物や防爆仕様にも対応

  高粘度な対象物や、防爆仕様の要求にも対応可能な産業用途を目的とした撹拌機です。下水処理施設のタンク内で有機性汚泥を分解・メタン発酵させ、バイオガスを効率的に発生させる用途の他、化学工場やパルプ工場など工業用途の撹拌にも対応します。

• タンク形状に合わせてオーダー可能

  長年の経験則に基づいた独自のノウハウにより、あらゆるタンク形状に合わせて最適な撹拌羽を選定します。低重量のため、老朽化した既設タンクでも簡単な改造で設置可能です。

• 耐食性に優れた材質

  インペラ（撹拌羽）、シャフト、接合材の主要部には、耐食性に優れたSUS316を採用しています。

インペラ式タンク撹拌機の構造

1. 水封ラビリンス

   シャフトには、非接触型ラビリンス構造の水封シールを採用。液位レベル計へ給水を行い、メタンガスの漏洩も防止。

2. 上段インペラ

   上部の撹拌羽は水面に溜まったスカム（浮上した汚泥等）を水中に均一に巻き込む役目を果たす。繊維などの絡みつき防止のために、1日数回タイマーによる自動逆回転を実施。

3. 下段インペラ

   下部の特殊形状の撹拌羽が、対象物を垂直方向に押し出すことで、タンク内全体に理想的な循環流を起こし、高粘度な対象物にもデッドゾーンのない均一撹拌を実現。